2013年8月17日土曜日

「伊予路(東予地方)のむかしばなし展」開催中

残暑お見舞い申し上げます。
毎日猛暑が続いておりますが、いかがお過ごしですか?

ただ今、当館では、この地方に残るむかしばなし展を開催しております。
是非、ご来館ください。

展覧会の紹介をさせていただきます。

「わたしたちの郷土、愛媛県の東予地方は、風光明媚、
 白砂青松の海に囲まれ
 四季折々にたたずまいを変える山に囲まれた所です。
 自然にめぐまれ、気候風土も穏やかな瀬戸内という風土の中で育まれた
 たくさんの民話や伝説が多く残っています。
 この度の「伊予路(東予地方)のむかしばなし」展を開催にあたりまして、
 とりあげました昔ばなしは、ほんの一握りのものであります。
 これを機会に数多く残された”むかしばなし”を紐解かれまして、
 今一度、自分たちの住んでいるところをより身近に感じ、
 再認識するきっかけとなれば幸いです。
 ふるさとの民話や伝説は、ふるさとに生きる人々のかけがえのない
 文化遺産です。」



                     


石鎚山麓むかしばなしの《第9話》

「犬墓」
画と文 平井辰夫


猟犬が自分の命をかけて主人を大蛇から守ったお話



 

展示風景
べっちゃら谷の鬼

きき耳がんりゅう

 
今治の昔話「矢田の蛇池」

日照りが続き、雨を降らせるために、矢田の蛇池近くに住む三姉妹の三女が大蛇の嫁になり、
その後、田んぼの水の心配がなくなったというお話
玉川の昔話「神さんの投げた石」

朝倉の昔話「のしかけ岩」

南北朝時代、朝倉 笠松山で繰り広げられた、いくさのお話
朝倉の昔話「保田の権六様」

江戸時代、長雨が続き、不作で食べる米がなくなり農民たちに自分の蔵の米を分け与え、
食べずにもみ種をまくらに亡くなった権六様のお話


米作り電動人形 (吉海郷土文化センター蔵)